3.数字が持つ意味やエネルギーをプチ解説
それではここから、それぞれの数字が持つ意味やエネルギーについて、簡単に解説してみたいと思います。
数秘術にはさまざまな流派や捉え方がありますので、ここでご紹介するのはあくまで一 つの側面としてお考え下さい。
スタートを切るチカラは比類なき「1」
始まりを表す「1」を持つ人は、新しいことをするのがとても得意。
既存の枠組みがあまり認識できないため、他の人には「無茶な…」と思うことにも平気で突っ込んでいける勇気がある。
“あなた”と“わたし”の関係を築くのが得意な「2」
「1」でスタートしたものを形作っていくのが「2」。
サポーター的存在で、一対一の関係を安定したも のに変えていくエネルギーを持ちます。前に出ることはあまり得意ではない縁の下の力持ちタイプ。
子どもの遊び心を持った「3」
「1」で始まり「2」で形ができた後に来る「3」は、破壊と創造のエネルギーを持つ数字。
子どもが、作った積み木を壊してまたすぐ別のものを作るというイメージです。
遊び心満載なのでノリが良く、人気者が多いのも特徴。
安心感・安定感にあふれた「4」
テーブルの脚は4本というように、「4」という数字は安定させるエネルギーを持ちます。
何かをこつこつ続けることや、ルーティンワークを得意とするのも 4 の特徴。
正義感があり、努力家な人が多いと言われています。
変化し続けることがテーマの「5」
「4」と真逆で、好奇心にあふれ、変化し続けることを望むのが「5」。
知識欲も旺盛でアクティブなため、周りから一目置かれる存在になりやすいです。
本人もそれを十分に自覚しており、目立つこと でどんどん元気になるタイプとも言えます。
愛と調和、母の懐の深さが感じられる「6」
6は愛情深さナンバーワン。
困っている人を見ると必ず手を伸ばし、あれやこれやとお世話をしてくれる存在です。
美的感覚に優れ、美しいものや音楽、芸術を愛します。美男美女が多いのも特徴。
本質を見極め、おべんちゃらは言わない「7」
独自のセンスとシニカルな視点で、自分の世界を確立している「7」。
どのような状況においても自 分の考えを貫きます。
本質を大切にする研究者タイプなので、「7」の人が何かを褒めたら、それは社交辞令やおべんちゃらではないのです。
拡大と発展をつかさどる「8」
「末広がりの 8」という言葉もある通り、「8」は限りなく大きいパワーやエネルギーを象徴します。
限界を超えて大きな目標を達成しようとする向上心の強いタイプで、組織のトップにも多い数字です。
すべての数字を内包する「9」
どこか達観した雰囲気を醸し出すのが「9」の特徴。
たとえば、ささいな愚痴でも「うんうん、大変だっ たね」と話を聞いてくれる懐の深さがあります。
世界平和を心から望むような慈愛に満ちた人です。
数秘術は一ケタになるまだ足していくため、おおむね1~9の数字になるのですが、まれに「マスターナンバー」と言われる、ゾロ目の数字になる方がいらっしゃいます。
もし、「11」「22」「33」になったら、それ以上足さずに、その数字で特徴を見ることになります。
マスターナンバーは、1~9に比べると、ちょっとだけフクザツです。変人とも言えます。
でもどうか、変人であること、フクザツであることを、めちゃめちゃおもしろがっていただきたいのです。
ちなみに数秘セッションを担当する次女のくりんは、変人の中でも大変人と言われる「33」です。
自分が大変人と分かって初めて、今まで生きづらいなと思っていたことがすっと楽になったという経験を持っています。
それではマスターナンバーについて簡単にご紹介します(複雑なので、簡単に説明するのは本当に難しいのですが、ここではほんのエッセンスだけ)。
研ぎ澄まされた感性を持つ「11」
感受性が強く、鋭い直感力を持つ「11」。
11は足すと2になるので2の要素もあり、1を2つ持つため、1の突破力が2倍になって表れる時もあれば、2の柔軟さで乗り切ることもできます。
1のようなリーダーシップを発揮したかと思えば、いきなりサポート役に回ったり、突然引っ込んで社会に出てこない、ということもあります。
こつこつと偉業を成し遂げる「22」
新しい取り組みを、壮大なカタチに整える力を持つのが「22」。時代が大きく変化している時に力を発揮する、芯の強い人です。
足すと4になることから堅実性があり、たとえ華やかに目立つことはなくても「あの人に任せておけば大丈夫」という安心感を寄せられるのが22最大の魅力です。
とにかく大変人の「33」
マスターナンバーの中でも特に定義が難しいのが「33」。
3の特徴である子どもの無邪気さや創造性を持つだけでなく、足すと6になることから母のような大きな愛も併せ持つため、子どもなのか大人なのか、自分でもよく分からなくなるようです。
とりあえず、“普通”のモノサシではかることをやめるのが、33を理解する第一歩かもしれません。